最近、ネット上やSNSでUFOや宇宙人の話題が妙に盛り上がっている。
春の流星群の時期だからなのか、それともどこかの界隈でそういうトレンドがあるのかは分からないが、オカルト好きとしては界隈が賑わうのは嬉しいことだ。
だが、これだけは言わせてほしい。ファンが増えるのは大歓迎なのだが、どうしても私の「オタクとしての厄介なこだわり」を刺激してくる誤用が多すぎるのだ。昨日もSNSで「宇宙人に遭遇してキャトられたらどうしよう」などと呟いている人物を見かけて、思わず頭を抱えてしまった。
声を大にして言いたい。
あなたが牧場で草を食んでいる牛でない限り、されるのは「アブダクション」だ!!!
ズバリ「宇宙人による誘拐」のことである。夜道を歩いていたら突然UFOから光が照射され、気がついたら見知らぬ手術台の上に寝かされていた……という、映画や都市伝説でよくあるアレだ。もしあなたの体内に謎のチップを埋め込まれそうになったとしたら、正解はこちらである。
キャトル(家畜)+ミューティレーション(損傷)という言葉の通り「家畜の惨殺事件」のことである。1970年代のアメリカなどで多発した、放牧されている牛や馬が血液を完全に抜き取られたり、特定の臓器だけを刃物でえぐり取られたような状態で発見されたという怪事件だ。あまりにも不自然な死体であることから、宇宙人がUFOで家畜を連れ去り、生体実験をした後に捨てたのではないかという都市伝説に発展した。
つまり、「キャトルミューティレーションされたい」とか「キャトられそうになった」と人間が言うのは、宇宙人に血を全部抜かれて内臓を切り取られたいという非常に猟奇的な願望を語っていることになる。
オカルトや都市伝説は、ただの妄想ではなく「真面目に考察する」からこそ面白い。
用語の定義はしっかりと使い分けて、より深く楽しいオカルトライフを送ってほしいと思う。
No.13/76
#UFO&宇宙人 #UFO&都市伝説